【仮想通貨のはじめ方】初心者が知るべき買い方や必要なものまとめ
ビットコインは6年前まで数十万円の価値しかありませんでしたが、現在では数百万円の価値にまで上がっています。これはビットコインだけの話ではなく、他の銘柄にも言えることで数年で数倍〜数百倍まで成長する銘柄も存在します。
このように大きなリターンを生めることから仮想通貨取引に魅力を感じはじめてみたいという人は多くいます。そして、今では仮想通貨取引だけで生活する人も増えています。
しかし、仮想通貨取引の始め方や必要な環境、ツール、おすすめの取引所、仮想通貨を安全に保管する方法を知っておかないと仮想通貨にまつわる詐欺や嘘の情報商材、不適切な取引所に引っかかる可能性があります。
安全かつ効率的に仮想通貨取引をはじめてみたい人はこの記事を最後まで目を通すべきです。
仮想通貨をはじめる前に知っておくべきこと
仮想通貨は、中央銀行や政府による管理を受けず、インターネット上で利用者間で直接取引が行われるデジタル通貨の一種です。その最も有名なものがビットコインで、その他にもイーサリアム、リップルなど数千種類以上の仮想通貨が存在します。
これらの仮想通貨は、ブロックチェーンと呼ばれる技術を基盤にしており、その取引記録は分散型のネットワークによって保持され、改ざんが困難な特性を持っています。
仮想通貨とは
仮想通貨は、デジタル情報として存在する通貨のことを指します。
仮想通貨は、デジタル情報として存在する通貨のことを指します。中央銀行や政府による管理を受けず、インターネット上で利用者間で直接取引が行われます。
その代表的なものとしてビットコインがありますが、その他にもイーサリアム、リップルなど、さまざまな仮想通貨が存在します。
これらの仮想通貨は、ブロックチェーンという技術を基盤にしており、その取引記録は分散型のネットワークによって保持され、改ざんが困難な特性を持っています。
また、仮想通貨はその匿名性と国境を越えた取引の容易さから、新たな金融の形として注目を集めています。
仮想通貨の種類
仮想通貨と一言で言っても、その種類は非常に多岐にわたります。それぞれの仮想通貨には、独自の特性や目指す目標があります。
仮想通貨の世界は、その多様性から非常に興味深いものとなっています。ビットコインはその中でも最も知られている仮想通貨で、その価値はその採掘(マイニング)難易度と限定された供給量から来ています。
また、イーサリアムはスマートコントラクトと呼ばれるプログラム可能な契約を実現するためのプラットフォームとして機能し、リップルは銀行間の国際送金を効率化することを目指しています。
これらはほんの一部で、その他にも様々な目的を持った仮想通貨が存在します。
例えば、ライトコインはビットコインと似た構造を持ちながらも、取引の承認速度を速めることを目指しています。
また、ステラは送金システムを改善することを目指し、モネロは匿名性を重視しています。これらの仮想通貨は、それぞれが解決しようとする問題や提供しようとする価値が異なるため、投資家は自身の投資目的に合った仮想通貨を選ぶことが重要です。
また、各仮想通貨は独自の技術やコミュニティを持っており、それぞれが独自の価値を持っています。これらの違いを理解することは、仮想通貨投資において重要です。
次に仮想通貨のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
仮想通貨のメリットとデメリット
仮想通貨は、その特性と機能性から、多くの人々にとって新たな投資の機会を提供しています。
しかし、その一方で、仮想通貨には一部の人々にとっては不利益になる特性も存在します。ここでは仮想通貨のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
仮想通貨のメリット
仮想通貨は、その独特な特性から多くのメリットを提供します。これらのメリットは、従来の金融システムでは得られないものであり、多くの人々が仮想通貨に注目する理由となっています。
送金の速度と効率性
仮想通貨の最大のメリットの一つは、その送金の速度と効率性です。仮想通貨は、国境を越えて瞬時に送金することが可能で、これは従来の金融システムでは困難でした。
また、仮想通貨は24時間365日取引が可能で、これは株や債券などの従来の金融商品とは異なります。
さらに、仮想通貨はデジタル資産であるため、物理的な保管場所を必要とせず、管理が容易です。また、ブロックチェーン技術により、取引は透明性があり、改ざんが困難であるという特性も持っています。
仮想通貨のデメリット
仮想通貨の最大のデメリットの一つは、銘柄によって価格が大きく変動することです。仮想通貨の価格は非常に変動性が高く、短期間で大きな価格変動が発生することがあります。
これは、投資家にとっては大きなリスクとなります。また、仮想通貨は新しい技術であり、その規制環境はまだ発展途上であり、法律や規制の変更により価格に影響を及ぼす可能性があります。
さらに、仮想通貨はデジタル資産であるため、ハッキングのリスクも存在します。これらのリスクは、仮想通貨投資をはじめる前に十分に理解し、セキュリティの高いウォレットを用意する、ウォレットを分散するといった自己防衛するための知識や対策が必要です。
仮想通貨取引所の選び方
仮想通貨の取引所は、仮想通貨の売買を行うためのプラットフォームであり、ユーザー間の取引を仲介します。
取引所を通じて行われる取引は、現物取引とレバレッジ取引の2つが主流です。現物取引は、実際に仮想通貨を保有する形で行われ、初心者にはこの形式が推奨されます。
一方、レバレッジ取引は、証拠金をもとに取引所から資金を借りて行う取引で、より高度な知識と経験が求められます。
取引所の選び方は、手数料やセキュリティ、サポート体制などを考慮することが重要です。例えば、GMOコイン、DMM Bitcoin、Coincheckなどは、初心者におすすめの取引所として知られています。
仮想通貨の取引所選びは、投資結果に大きな影響を与えるため、自身の投資スタイルやリスク許容度に合った取引所を選ぶことが求められます。また、取引所の選択だけでなく、その利用方法も理解しておくことが、安全かつ効率的な投資を行うためには必要です。
仮想通貨の取引所の種類
仮想通貨取引所は、仮想通貨を売買するためのプラットフォームです。取引所にはいくつかの種類があります。主なものには、スポット取引所、デリバティブ取引所、デセントライズドエクスチェンジ(DEX)などがあります。
スポット取引所
スポット取引所は、実際の仮想通貨を直接売買する場所で、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨を購入するための最も一般的なタイプの取引所です。
デリバティブ取引所
デリバティブ取引所は、仮想通貨の先物契約やオプションなど、仮想通貨に関連する金融派生商品を取り扱う取引所です。これらの取引所では、価格変動リスクをヘッジしたり、レバレッジを利用して投資を行うことが可能です。
デセントライズドエクスチェンジ(DEX)
デセントライズドエクスチェンジ(DEX)は、中央集権的な運営者を必要とせず、ユーザー間で直接取引を行うことができる取引所です。DEXはブロックチェーン技術を活用しており、取引の透明性とセキュリティを提供します。
取引所の選び方のポイント
仮想通貨取引所を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
取引手数料や入金出金の手数料で選ぶ
取引所ごとに手数料が異なるため、手数料が低い取引所を選ぶことが重要です。手数料は取引コストに直接影響するため、低いほど取引による利益が増えます。また、取引量が多い場合、手数料が少なくとも大きな差になることがあります。
セキュリティで選ぶ
仮想通貨取引所はハッキングのリスクがあります。そのため、取引所のセキュリティ対策を確認することが重要です。具体的には、2段階認証や冷蔵庫(オフライン)保管などのセキュリティ対策があるかどうかを確認しましょう。
仮想通貨の購入方法
仮想通貨の購入方法は主に2つあります。
1つは取引所で購入する方法です。これは取引所に登録し、資金を入金してから仮想通貨を購入する方法です。
もう1つはATMやP2P取引を利用する方法で、これは特定の場所に設置されているATMから直接仮想通貨を購入したり、個人間で直接取引を行う方法です。
取引所での購入方法
取引所での仮想通貨の購入方法は以下の通りです。
- 取引所のウェブサイトにアクセスする
- 新規登録をクリックし、必要な情報を入力する
- メールアドレスに送られてくる認証メールを確認し、アカウントを認証する
- 必要に応じてアプリをインストールする
- 取引所に資金を入金する
- 購入したい仮想通貨を選び、購入する
登録までは本人確認やアプリのインストールなどを行う必要がありますが、最短数時間で取引できる取引所もあります。入金さえできれば誰でも簡単に仮想通貨を購入することができます。
取引所以外での購入方法
取引所以外での仮想通貨の購入方法としては、ATMでの購入やP2P取引があります。これらの方法は取引所を経由しないため、手数料が安いなどのメリットがありますが、一方でリスクも高いため注意が必要です。
ATMでの購入
一部の地域(国)では仮想通貨専用のATMが設置されており、現金やクレジットカードを使って直接仮想通貨を購入することができます。日本においては黎明期に仮想通貨専用ATMがありましたが流出事件が起きたことで2020年の段階では国内設置数が0になってしまいました。
しかし、2023年時点ではガイアBTMが仮想通貨専用ATMを設置し、2023年5月時点では東京に2ヶ所(港区と千代田区)、大阪(大阪市西区)に1箇所設置されています。ただし、ATMで仮想通貨の購入はできず、日本円への両替のみとなっています。
P2P(ピアツーピア)取引
P2Pとは「peer to peer」の略語でP2P取引は個人間で直接取引を行う方法です。取引所を経由しないため手数料が安いなどのメリットがあります。しかし、取引相手の信頼性が問われるため、リスクも高いです。
仮想通貨は保管するウォレットが必須
ウォレットは、仮想通貨を保管するためのデジタルツールです。
ウォレットには、公開鍵(仮想通貨のアドレスに相当)と秘密鍵(そのアドレスのコントロールを可能にする鍵)が含まれています。
ウォレットは、仮想通貨の送受信を可能にするだけでなく、所有者がその仮想通貨を利用して取引したり何かを購入したりするためのものでもあります。
仮想通貨ウォレットの種類
ウォレットには主に次の4つの種類があります
デスクトップウォレット
デスクトップウォレットはPCにダウンロードして使用するウォレットで、PCがハッキングされない限り、非常に安全な保管方法です。
モバイルウォレット
モバイルウォレットはスマートフォンにダウンロードして使用するウォレットで、移動中でも仮想通貨を使うことができます。
オンラインウォレット
オンラインウォレットはクラウド上に保管されるウォレットで、どのデバイスからでもアクセスすることができます。しかし、ハッキングのリスクが最も高いタイプのウォレットでもあります。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは専用のデバイスに仮想通貨を保管するウォレットで、インターネットから切断されているため、セキュリティが最も高いとされています。
ハードウェアウォレットは1万円〜2万円程度で購入できますが、機種によって仮想通貨の保管できる種類が変わってくるので自分に合ったハードウェアウォレット選びは必須です。詳しくは仮想通貨ハードウェアウォレットおすすめ6選と失敗しない選び方をご覧ください。
仮想通貨ウォレットの選び方
ウォレットを選ぶ際には、セキュリティと利便性のバランスを考慮する必要があります。以下に、それぞれの要素について詳しく説明します。
セキュリティで選ぶ
仮想通貨ウォレットのセキュリティは非常に重要です。ハッキングや盗難のリスクを最小限に抑えるために、以下のようなセキュリティ機能を持つウォレットを選ぶことをおすすめします。
二段階認証
二段階認証は、パスワードだけでなく、スマートフォンなどの別のデバイスを使用して認証を行う方法です。これにより、パスワードが盗まれたとしても、ウォレットへのアクセスを防ぐことができます。
マルチシグネチャ
マルチシグネチャは、トランザクションを承認するために複数の署名が必要なセキュリティ機能です。これにより、一つのキーが盗まれても、ウォレットの資金を盗むことはできません。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは物理的なデバイスにプライベートキーを保管する方法で、インターネットから切断されているため、ハッキングのリスクが非常に低いです。
利便性で選ぶ
仮想通貨ウォレットの利便性も重要な選択基準です。
例えば、スマートフォンアプリとして利用できるウォレットは、いつでもどこでも簡単にアクセスできるため、非常に便利です。
また、複数の仮想通貨を管理できるウォレットもあり、これらは一つの場所で複数の資産を管理することができるため、利便性が高いと言えます。
仮想通貨をはじめるならリスク管理は必須
仮想通貨投資にはリスクが伴います。価格の変動、ハッキング、取引所の倒産など、様々なリスクが存在します。そのため、リスク管理は仮想通貨投資において非常に重要です。
仮想通貨投資で起きるリスク
仮想通貨投資には以下のようなリスクがあります。
価格変動リスク
仮想通貨の価格は非常に変動が激しく、一日で数十パーセントの価格変動が起こることもあります。これは、投資金額が一瞬で大きく増減する可能性があることを意味します。したがって、投資する前に、自分が許容できるリスクの範囲を明確にすることが重要です。
ハッキングリスク
仮想通貨はデジタル資産であるため、ハッキングのリスクがあります。特に、オンラインのウォレットや取引所は、ハッカーの攻撃の対象となりやすいです。そのため、セキュリティ対策をしっかりと行うことが重要です。
仮想通貨のリスク管理方法
仮想通貨投資のリスクを管理するためには、以下のような方法があります。
ポートフォリオの分散
全ての資産を一つの仮想通貨に投資するのではなく、複数の仮想通貨に分散投資することで、リスクを分散することができます。これは、一つの仮想通貨の価格が大きく下落した場合でも、他の仮想通貨の価格が上昇する可能性があるため、全体の損失を抑えることができます。
セキュリティ対策
前述の通り、仮想通貨はハッキングのリスクがあります。そのため、セキュリティ対策をしっかりと行うことが重要です。具体的には、二段階認証やマルチシグネチャ、ハードウェアウォレットの利用などが考えられます。