過払い金は和解後何日で入金される?最短で入金させる最適解を解説
過払い金は依頼から和解まで入金される期間の最短は3ヶ月程度です。
これは弁護士や司法書士に依頼したときのかかる期間であり、貸金業社によっても対応が変わるので目安程度にしてください。
また、もし自分で過払い金請求をすることを考えている場合、自分で手続きを進めると入金まで6ヶ月〜1年以上かかるケースも珍しくないので注意が必要です。
過払い金をできるだけ早く手元に残したい人は専門家である弁護士や司法書士に依頼するのがベストです。
そもそも過払い金があるかどうかまだ調べたことがない人は5分で分かる匿名・無料で利用できる過払い金診断をしてから色々検討すべきです。
過払い金請求から入金までの期間
過払い金請求から返金までの期間は、大きく分けて3つのステップに分けられます。
まず第一に、過払い金が発生しているかどうかを確認するための「計算」が必要です。次に、過払い金が確認できた場合に、貸金業者に対して過払い金の返還を求める「請求」を行います。最後に、貸金業者との間で交渉を行い、過払い金の返還額と返還方法を決定する「和解」が行われます。
これらのステップを経て、過払い金の返還が行われるわけです。過払い金請求は自分1人で行うこともできますが、スムーズに進めるには、多くの請求を行なった実力のある弁護士や司法書士に依頼するのが賢明です。
過払い金請求の手続きの流れ
まずは借金をしている貸金業者・カード会社に自身の契約時から今に至る取引履歴の開示請求を行います。開示請求は基本的に電話での連絡となり、開示請求書を書いたり郵送するなど手間がかかります。
個人が取り寄せると後回しにされることがあり、届くまでに2ヶ月以上になることがあります。また、手数料が1000円〜2000円かかります。弁護士や司法書士に任せると手数料がかからず、取引履歴も数週間で開示してくれることがほとんどです。
取引履歴が手元に届いたら、契約していた時の金利と現在の金利で本来の借金がいくらなのかを計算して出します。計算の仕方を間違えると過払い金請求しても却下されて取り戻せなくなります。
つまり、適当に計算すると後悔することになり、借金の減額や払い過ぎた利息を取り戻して生活を楽にすることができなくなります。引き直し計算で過払い金があるか調べるまでは司法書士や弁護士が無料で行なってくれることがほとんどなので専門家に依頼した方が賢明です。
引き直し計算した書類と過払い金請求をする時に必要な内容証明書などを合わせて貸金業者に郵送で送ります。
郵送後は連絡して任意交渉することになります。個人でおこなうと取引履歴の請求と同じく後回しやたらい回しにされて交渉がうまくできなくなります。また、専門家である弁護士や司法書士に依頼すると50%以上の過払い金が戻ってくることがほとんどですが、個人でおこなうと20%〜30%までしか戻ってきません。
任意交渉で納得がいかない場合は訴訟を起こし、裁判所に出頭する必要があります。裁判で貸金業者が出てくることはほとんどありませんが、貸金業者は専門の弁護士を代理で立たせます。その法律のプロに対して個人で戦うことになります。
正当な権利を持っていても法廷でプロに勝つには困難なため、裁判を起こしても100%の過払い金を取り戻すことが困難となります。こちらも過払い金請求に強い司法書士や弁護士に依頼した方が良いのは明白です。
裁判で過払い金の返還金額と入金日が決まります。個人で裁判を起こすと入金までに数ヶ月かかります。しかし、司法書士や弁護士に依頼すると1週間ほどで入金されます。
自分で過払い金請求を行う場合
自分で請求するとかかる期間目安 | 1年〜 |
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自分で過払い金請求を行う場合、まずは過払い金が発生しているかどうかを確認するための計算が必要となります。この計算は、過去の借入れの明細や契約書などを元に行います。
借入明細や契約書は電話や申請書を作成して貸金業者に求めますが、情報開示にお金がかかる場合がほとんどです。
過払い金の計算を間違えると請求ができなくなるので注意!
次に、過払い金が確認できた場合には、貸金業者に対して返還を求める請求を行います。この請求は、書面による通知や電話での交渉など、様々な方法があります。請求申請をしたら自動で入金されるものではなく、必ず業者との直接交渉が必要になります。
書類作成で終わりじゃないのかよー!
書類作成は序章でしかありません。本当の戦いはここからです!
過払い金請求の申請をしたら、貸金業者との間で交渉を行い、過払い金の返還額と返還方法を決定する和解交渉を行います。双方で請求金額や返還期日に合意があれば、和解が成立となり過払い金の返還が行われます。
しかし、請求金額が満足するものでなかったり、返還までに時間がかかり、納得できない場合は訴訟(裁判)を起こして戦うしかありません。
和解交渉(訴訟含む)には最低限の過払い金に関する法律の知識が必要となります。法律の知識がないと希望する請求額よりも少ない金額しか戻ってこないケースがあります。
タチの悪い貸金業者の場合、和解交渉の時点で相手側から訴訟を起こされるケースも珍しくありません。
弁護士や司法書士に依頼する場合
弁護士や司法書士に 依頼するとかかる期間目安 | 任意交渉の場合)3ヶ月〜6ヶ月 裁判をした場合)6ヶ月〜1年 |
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弁護士や司法書士に過払い金請求を依頼する場合、まずは過払い金が発生しているかどうかを確認するところから始まります。
多くは過払い金診断を活用して、過払い金が発生しているかを5分〜10分で判断します。
過払い金があることが分かれば専門家である弁護士や司法書士に正式依頼を出し、代理で貸金業者に取引履歴の開示請求を行ってもらい、過払い金がいくら請求できるか計算をします。
過払い金請求に慣れた弁護士や司法書士が計算をするので間違える心配はありません。
過払い金がいくら戻るか正確な計算が終わった後は、弁護士や司法書士が貸金業者に対して返還を求める請求を行います。この請求は、書面による通知や電話での交渉など、様々な方法があります。
依頼者が何かしなければならないことはなく、依頼した事務所が全て代理で進めてくれます。したがって、決着がつくまで依頼者はやることはなく連絡だけ待っていれば良いのです。
あれこれ考えたり調べ物をするストレスや不安がないのは非常に助かるね
満足いく請求をしたい場合、依頼事務所に裁判をするかどうかも希望を伝えておく必要があるよ
過払い金の返還額と返還方法を決定する和解が行われた後は、依頼事務所にすぐに過払い金が振り込まれます。その後、依頼費用を差し引いた金額が依頼者の口座へ振り込まれて過払い金請求が終了となります。
過払い金請求から入金まで早くする方法
過払い金請求を自分でやろうとすると準備の時間が非常にかかります。
取引履歴の取得方法は貸金業者によって違うため、複数の消費者金融から借り入れをしていて過払い金がどの会社にいくら発生しているのか確認するのにも膨大な時間がかかります。
自分で請求するのと依頼して請求するのとでは、入金までの時間が1年以上変わる可能性が十分にあります。過払い金請求から入金までの時間をできるだけ短くするなら過払い金請求に強い事務所に依頼するのが一番です。
自分で請求する場合 | 事務所に依頼 | |
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取引履歴請求 | 2ヶ月 | 3ヶ月〜6ヶ月 |
過払い金計算 | 1週間 | |
過払い金請求の申請 | 1週間 | |
任意交渉の期間 | 3ヶ月〜1年 | |
裁判をした場合の期間 | +6ヶ月〜 | |
判決から入金までの期間 | 2ヶ月〜3ヶ月 |
プロに依頼した方が断然早いじゃん!
まさに時は金なりね
過払い金請求に強い事務所を選ぶ
過払い金請求は弁護士や司法書士という肩書きだけでどこも同じと思って依頼してはいけません。
素人同然の弁護士や司法書士に依頼すると手元にお金がほとんど残らなかったり、依頼してから放置されて請求ができなくなってしまったというケースもあります。
過払い金請求を依頼する事務所は貸金業者から取り戻した金額が多い実績のある事務所にすべきです。
弁護士と司法書士なら弁護士の方が強いのでは?
それは先入観なので禁物です!
弁護士と司法書士の違い
弁護士と司法書士の違いは扱える金額になります。
司法書士は貸金業者1社につき140万円までしか扱えません。つまり、1社あたりの過払い金が140万円を超えていると司法書士では代理で請求できないので弁護士に依頼する必要があるということになります。
そしたら大は小を兼ねるで弁護士に相談してしまった方が良いのでは?
そうかもしれませんね。でも合計で140万円を超えることがあっても1社あたりで請求額が140万円になることは滅多にありませんよ。
1社あたり140万円を超えるのは非常にレアケースです。過払い金請求に強い弁護士もいますが、弁護士事務所の方が依頼費用が高い傾向にあるため、140万円を超えない場合はむしろ損をする可能性が高いです。
現実的に多額な金額が戻ってくるわけじゃないなら司法書士の方がお得な傾向が高いってことか
そもそも計算時に140万円を超えていたら司法書士から信頼できる弁護士への紹介をしてくれるわよ。できるだけコストを抑えて良い結果を得たいならまずは司法書士から相談してみると良いね
裁判を避けることで入金が早まる
過払い金請求は裁判をすることで100%の請求金額を取り戻すことができると言われています。しかし、裁判をすると判決が出るまでに時間がかかるため、結果的に入金までの時間が長くなります。
一方で過払い金請求を任意交渉だけに留めると、取り戻せる金額は業者によっては70%程度にしかならないものの、過払い金が入金されるまでの時間が3ヶ月程度と非常に短い時間で手元にお金を残せる可能性があります。
業者によって返還までの期間は変わりますが、多くの平均は任意交渉のみで3ヶ月〜6ヶ月です。借金が残っていて返済に一刻も早く当てたいという人は裁判をしない選択も検討すべきです。
貸金業者ごとの過払い金請求から入金までの期間
過払い金請求とは、過去に高金利で借りたお金について、法律改正後の金利に基づいて計算し直し、その差額を返還請求するものです。
しかし、この過払い金が実際に手元に入るまでの期間は、貸金業者によって異なります。ここでは、代表的な貸金業者とそれぞれの過払い金請求から入金までの期間について解説します。
アコム
話し合いで和解(任意交渉)
返還にかかる期間 | 返還率 |
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2ヶ月~6ヶ月 | 80%程度まで |
裁判で過払い金を決める場合
返還にかかる期間 | 返還率 |
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4ヶ月~1年 | 100%まで+利息 |
プロミス
話し合いで和解(任意交渉)
返済期間 | 返還率 |
---|---|
3か月~ | ~70% |
裁判をして過払金を取り戻す
返済期間 | 返還率 |
---|---|
4か月~ | ~100%+利息 |
レイク
話し合いで和解(任意交渉)
返済期間 | 返還率 |
---|---|
2か月~ | ~60% |
裁判をして過払金を取り戻す
返済期間 | 返還率 |
---|---|
8か月~ | ~100%+利息 |
過払い金の相談におすすめの法律事務所
司法書士法人杉山事務所
司法書士法人杉山事務所は、ビジネスメディアである週刊ダイヤモンド誌で消費者金融が恐れる司法書士で日本一に選出されたことのある事務所です。借金問題や過払い金の問題解決に強い事務所です。
毎月の過払金請求の相談や依頼は3,000件以上あり、過払金の回収金額は5億円を超える実績を持っています。消費者金融やクレジットカード会社、事業者金融のお金に関する問題を多く解決してきているので安心して依頼することができます。
事務所 | 対応エリア都道府県(出張先含) |
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大阪事務所 (主たる事務所) | 大阪府、和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府 |
東京事務所 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 |
名古屋事務所 | 愛知県、静岡県、長野県、岐阜県、滋賀県、三重県 |
福岡事務所 | 福岡県、熊本県、大分県、佐賀県、山口県 |
広島事務所 | 広島県、島根県、愛媛県 |
仙台事務所 | 宮城県、福島県、山形県、秋田県、岩手県 |
岡山事務所 | 岡山県、鳥取県、香川県、徳島県 |
札幌事務所 | 北海道 |
司法書士法人みどり法務事務所
司法書士法人みどり法務事務所の返還実績は累計90億円以上と非常に優れた実績を持っている事務所です。年間で6000件以上(月間500件以上)の相談実績があります。消費者金融やクレジットカード会社、事業者金融のお金に関する問題を多く解決してきているので安心して依頼することができます。借金のことを周りに絶対にバレたくない人におすすめです。
対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県、北海道、熊本県、福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県、佐賀県、愛知県、静岡県、長野県、岐阜県、滋賀県、三重県、高知県、愛媛県、香川県、徳島県 |
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アヴァンス法務事務所
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対応エリア | 全国対応 |
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